野村いろは農園が目指すもの
「安心安全で美味しいみかんづくりを通して、お客様に幸福感をお届けし、元気と笑顔と健康のお手伝いをする」
そのようなみかんを作るために当農園では、次の2つにこだわっています。
① 健康で丈夫な果樹を育てるための土づくり
② 一番おいしいタイミングを逃さない出荷
<① 健康で丈夫な果樹を育てるための土づくり>
当農園では、高い糖度に加えてほのかな酸味を残した「食べたらやみつきおいしい」みかんを作るために土づくりに最も力を入れています。美味しいみかんを実らせるには、果樹が自由に根を伸ばせる環境が大切です。そのために欠かせないのが菌根菌などの土壌微生物の働きと土壌中に含まれる有機物(腐植)です。
植物は光合成でできた炭素を土の中に放出して地下の微生物に与え、微生物はその有機物をエサにして増殖し、植物の成長に必要な栄養素やミネラルをお返ししています。
そして、植物と微生物の共生関係の中で腐植を地下に貯め込み、養分を保つ力や水もち・水はけのよいふかふかの土壌を作り出しています。ふかふかの土壌は果樹が根を伸ばしやすく、伸びた根から土に含まれる水や養分をたくさん吸収して丈夫な樹を育てることができます。 私たちはそのようなふかふかの土壌を作る為に土の養分にもこだわっており、土をイオン化して作物に養分をたっぷり吸収させることのできる「農業用ミネラル」、有害物質を分解する機能を持ったオーガニック肥料である「土の薬膳」、腐植の生成に大きな役割を果たす「フルボ酸」、それにミネラル、アミノ酸、ビタミン、植物ホルモンを豊富に含んでいる「海藻エキス」を掛け合わせて、土壌づくりを行っています。
また、果樹の周りの雑草を刈る作業は、通常よりも細かく細断できる草刈機を使用しております。細かく細断された草は有機物になりやすく、有機物をエサにする土壌微生物が活発になるため、自然の状態に近い土壌づくりに役立てています。
<② 一番おいしいタイミングを逃さない出荷>
現在、野村いろは農園では「早生温州みかん」と「青島温州みかん」をメインに栽培しています。私たちはどちらのみかんも皆様に一番おいしいタイミングで食べていただきたいという思いを持っています。そのため、「早生温州みかん」はできるだけ樹上で熟してから収穫、「青島温州みかん」は収穫後貯蔵し、美味しさが引き出された状態になってから発送するなどの工夫を行っています。
また、目視での丁寧な選別、味見を行った上で収穫を行っています。収穫後は、糖度と酸度を測定し、数値上でも甘さと酸味のバランスの取れたみかんだけを厳選して発送しています。
